chiichannn’s diary

うつ、躁鬱、アルコール依存症体験談

アルコール依存症で入院③~入院中の処置について~

今回は入院中の投薬内容やカウンセリングについて書いていきたいと思います。

5年前の記録なので薬の名称が現在のものと違っていたりするやもしれません。

精神科で入院となったら入院の間だけでもいいので、日記を書くことをおすすめします。

毎日の回診で何を言うか整理できますし、あとで入院のときはどうだったか振り返れますし、落ち込んだときの医師からのアドバイスなども書いておけば、後々同じ状況になってしまったときに役に立ちます。

 

 

私は5年前に1ヶ月半入院しました。

アルコール依存症と躁鬱です。

 

まず入院して最初に処方された薬はエビリファイという錠剤でした。

酒を断つので禁断症状からのイライラを抑える薬と説明されました。

 

あとはひたすら酒をやめて入院生活をおくる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

そんなに依存がきつくなかったのか、それとも薬が効いたのか、入院中に酒を飲みたいとは思いませんでした。あれ?

入院して朝6時起床の夜21時就寝、一日3食たまに昼寝という超絶規則正しい生活を無理やりおくらされ酒どころではなかったというのもあるかもしれません。

 

1週間もたてば「あれ?アルコール依存症で入院してたんだっけ?」と「?」を浮かべて生活することに(笑)

 

そこで先生から提案されたのが躁鬱の方の治療。

「躁鬱の薬を記録を取りながらもう少し変えてみましょう」とのことでした。

 

外来受診だと私の場合1週間おきの上、短い診察の間(15分くらい)で症状をみて薬を処方せねばならず、現状最適とはいえないとのことでした。

また、「他にも薬あるからためしてみますか?」と言われ・・・

心の中でひっそりと・・・色んな薬のデータとりたいだけなんじゃ・・・?

と不安にもなりましたが、結局躁鬱の治療を承諾しました。

 

まず薬の調整に先駆けて「ロールシャッハ」というテストを受けました。

紙の上にインクのようなシミが広がっていて、それが何に見えるか答えていくものでした。

これ、きちんと包み隠さずに答えていったら相当潜在意識をピタリと当てられましたね。

結果を聞きながらいつもうまく言語化できなかった気持ちを言い当てられて感動して泣いてしまいました。

 

包み隠さず答えた内容には、私の場合「人が死にそう」など、はたから聞いたら「インク見て何言ってんだ」と危険人物な回答もあったのですが、恥ずかしいのは押し殺してやけくそで正直に答えたら当たりすぎな結果におどろきました。

 

もし同じテストをするなら、というか心理カウンセラーさんの提示する色々な種類のテストをする際には正直に直感で思っていることを言った方が良いです。

 

さて、テストの結果を鑑みて治療方針を決めてもらって初めに「まず今飲んでいる薬を増量してみましょう」と提案されました。

当時飲んでいた主だった躁鬱の薬としては、リーマス1日3錠と、デパケンR1日2錠でした。

デパケンの量を1日最大5錠まで増やしていくというもの。

 

結果は、3錠に決まりました。

4錠を超えてから1日中ベッドで寝ている入院生活になり、5錠になってからは昼ごはんにも起きられなくなってしまいました。

もちろん夜もぐっすりです。

 

デパケンが決まったら次に新しくテグレトールを追加されました。

 

しかしこのテグレトール。私には合わなかったみたいで、飲んでから一週間後に気持ちが落ち込んでしまい、さらに一週間様子を見ましたがどんどんうつがひどくなってしまったため結局中止しました。

 

 

以上、アルコール依存症で一週間、ロールシャッハの検査〜結果待ちで一週間、デパケンRの調整で二週間、テグレトールの調整で二週間

合計で約1ヶ月半の入院生活をおくりました。

 

アルコール依存症は入院当時は治ったと言ってよいかと思います。

酒が身近になければ我慢できました。退院するときに「もう飲まないように」言われましたが入院して1ヶ月経たないうちに飲みました。すみません。

 

しかし、また入院するのは嫌だったので飲みすぎないように気をつけて飲むことを覚えました。

以前はベロベロに酔うまで飲んでたので。

 

入院して思ったのは、

「入院と大部屋はストレスがすごい」

ということです。

 

私は人が苦手なので、薬を毎時間持ってきてもらったりだとか食事を持ってきてもらったりだとか、看護師さん相手にも一々気を張り詰めていたのが疲れました。

また、大部屋の他の患者さんの生活音や話し声も一々拾ってしまい、またまた疲れました。

 

人が嫌すぎて1ヶ月半を超えては入院できなかったと思いました。

決してお世話してくださった看護師さんが悪いのではなく、単に私が人嫌いなだけです。